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爽やかだったり、鬱だったり。ええ、そううつってやつです。 苦節9年、2014年にやっと、正式に双極性障害の診断が下りました。 鬱とフラットをラピッドに繰り返して、滅多に「爽」や「軽躁」になりません。
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このブログを始めた動機の一つが、音楽やCDの感想を書くことだったのだが、いざ始めてみると、時間も気力も足りず、なかなか書けないものである。でも少しユニークな切り口でなら、書きたいことが思いついた。

ドン、ドン、ドン…とティンパニが51回も同じ音を叩き、深刻な雰囲気がたちこめる、ブラームスの交響曲第一番の冒頭。知らないという人でも、実際に聞いてみれば、ああこの曲か、と思うほど有名な序奏部である。
この序奏が重苦しく垂れこめた感じがするのは、ティンパニのせいだけなのか?
弦楽器はドドレミファソララシと限りなく昇ってゆくが、その時管楽器は同時に、シララソファミレと下がってゆく。これは、限りなく高きものを追い求めながらも、気分が下の方へ下がってゆく感じであり、一種の躁鬱混合状態を表しているようにも思える。張りつめたテンションで何かを追い求めていながらも、体は重いくびきにつながれていて心が沈んでゆく。それが独特の重苦しい感じをいっそう高めていると思う。
ちなみに、弦楽器はシまで昇ったあと、今度は下がってゆき、髙きものに手の届かないがっかり感があるが同時に、管楽器はレミファソ、ソラシドーレミーファと昇っていき、あきらめきれない未練を表している感じだが、鬱から脱出しようと、もがいているようにも感じられる。
(余談:テインパニはあの部分は死ぬほど緊張するらしいですが、私は叩いてみたいような気がします。そもそもティンパニはものすごい緊張を強いられるものであり、私がそんなことをできるわけもありませんが…。)
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