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爽やかだったり、鬱だったり。ええ、そううつってやつです。 苦節9年、2014年にやっと、正式に双極性障害の診断が下りました。 鬱とフラットをラピッドに繰り返して、滅多に「爽」や「軽躁」になりません。
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1/8の診察で、明るく前向きな気持ちになれた。 日常生活に関して希望が持てる方向に。
今まで、うまくいかないことが多くても、これから、うまくいって、成功体験を積み重ねれば良いのではないかと言われたので。

そもそも、はっきりと目立った波があって、その対策として薬の調整をするような状況ならば、今日のような話はできないわけで。まずはその前進が嬉しい。

主治医の言う、成功体験。今まであまり感じられずに来たから、自分はダメな人間と思いがちだった。 成功体験が少ない理由は、達成感が希薄だからだ。
そのことについては、次回詳しく述べようと思う。

今回の診察で私が話したのは、メイクをするのが面倒な私が、たまにメイクをしてキチンとした服装で、それなりの場に行くと、普段とのギャップで疲れるということ。
それに、今年は喪中で鏡餅を飾らなかったので気づいたが、例年は、鏡餅を飾ったはいいが、下げる時に、普段の生活(ハレとケの、ケ)に戻ってしまうのが悲しい。

私は主治医に言った。双極の生活リズム・対人関係療法の本には、普段とあまりに違うことがありすぎてヒャッハーや興奮やストレスが大きくなるといけないと書いてありますが、私は、よそゆきの格好をしたり、鏡餅を飾っただけで調子が狂うのはどういうことなのでしょうか?と。

主治医の解答(原因編):この病気になって、何度も、テンションの高い所から鬱に落ちる嫌な経験を積んだので、ハレからケに戻るだけでも、体に染みついた嫌な記憶が無意識に思い出されるのだろうとのこと。
言われてみれば、発病前であれば、何度も誰かの結婚式に出席したけれども、華やいだ場から日常に戻る時、何も困らなかった。

主治医の解答(対策編):確かに、あまりに強いヒャッハーを招く出来事やストレスの大きすぎる出来事は避けた方がいい。しかし、少々緊張する出来事や、良い身なりでお出かけするような場や、人との楽しい会合などを、避ける必要はなく、むしろ、ハレとケのギャップに少しは慣れて行った方がいい、とのこと。

それを受けて私は言った。「昔の人は無礼講の祭というハレから、どうやってまた普段の辛い農作業などのケに戻ることができたんでしょうか」と。
主治医は、それは平気だったのではなく、きっと辛かった筈、現代人も毎週月曜日は辛いではないかと。つまり健常であってもそういう辛さはあるし、落ち込む日もあるもんだと。 気分の上下をなくして完全にフラットにすることが目標ではなく、調子が多少良い日悪い日があっても、それを受け入れていく方向で考えると良いのだと。私はすごく納得した。そしてこのアドバイスがすごくナイスタイミングであることに驚いた。

というのは、ここ1か月(又はもっと)というもの、 (フラットな日が別に増えもせず・調子の悪い日も相変わらずあるとはいえ、)病的な度合いが明らかに下がっているのだ。

以前は自分の意志の力の及ばぬものの力に支配されて調子の波が起きていた。近年では多少フラットな日をはさみつつも、月に1度か2度、まとまって調子の悪い日々が訪れる、すなわち、ラピッドな鬱の波が起きていた。 自分の気持ちと関係なく起きる波が双極性障害の病的さのなポイントなのだ。
それと比べてここ1か月位は、ストレスがあって調子が崩れるという心因性の傾向が見られ、病的度というか、双極性障害という病気らしさが薄れている感じがしていたのだ。心因がなくても落ちる日もあったが、そういう時は回復が早かった。

つまり、気持ちと関係なく波がおのずから明確に起きてしまうようでは、薬の調整によって波を緩和する必要があるのに対し、落ち込む日や辛い日があってもそれほど波がハッキリせず、ストレスなどの原因が分かっている段階になると、多少の調子の良し悪しは、自然な自分の一部として受け止めようねという主治医のアドバイスが生きてくるのである。 そのような段階に来たからこそ、そういうアドバイスをしてくれたのだろう。主治医、慧眼である。

この日の診察で、「苦手で気が重い作業については、完璧を目指さず妥協する」ということや、「一連の作業をスモールステップに分ける」などのアドバイスをもらった。どちらも前々から知っていたありきたりのアドバイスではあるが、次の言葉があったので私の心に響いた
------そのような方法を用いて、できなかったことが、少しずつできるようになっていけば、成功体験となり、自信がつき、物事がうまくいきやすくなるだろう、と。

成功体験。それだ!
私に足りなかったのはそれだ!
じゃあ、成功体験さえ積めば、もっと毎日は良くなる!

そのように希望を抱くことができ、嬉しい気持ちになった。

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