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爽やかだったり、鬱だったり。ええ、そううつってやつです。 苦節9年、2014年にやっと、正式に双極性障害の診断が下りました。 鬱とフラットをラピッドに繰り返して、滅多に「爽」や「軽躁」になりません。
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5/20は、私が双極性障害であると正式に認められた記念すべき日となった。
今迄は、鬱で通院5年目位に自分で双極だと気づいただけであり、主治医は否定していた。躁の時のことを診察で話しても信じてもらえなかった。
セカンドオピニオンで双極Ⅱ型と言われたので双極の事実は確かなものだったが。

前主治医の見立てでは、私は発達障害であり、鬱の原因は発達障害から来る生きづらさ・ストレスだとしていたが、幼少時に異常がない為、発達障害説は怪しく、自分でも生きづらいと思ったことはないのに、生きづらい種の人間と決めつけられていたことがとても嫌なのを我慢して9年通っていた。
彼女が言うには、発達障害は治らないので、慢性的に、鬱の原因となるストレスが続くわけだから、これからも鬱は治らないとのこと。
今迄はそのように言われてもピンと来ないばかりだったが、4/7に、とにかく治らないとハッキリ言われてやっとショックを受け、転院を決意した。

前主治医の処方は、初めの3年は闇雲に多量の抗鬱剤を盛って躁転を招くひどい物だった。
後半6年は、何故かデパケンでの治療となったが、抗鬱剤も相変わらず多いので、バランスとしては気分安定薬の効き目は不十分(診断が双極でないからこうなる)で波がかなり残っていることに、4月になって気づいた。

なので私は、どこかの精神科で双極との診断を早く受けて充分な気分安定薬をもらわなければ、私はこのままボロボロになって壊れてしまうと思った。

ちなみに元々通っていたのは最寄り(チャリで10分)のメンクリで、通い始めた時はそこしか無かった。別のメンクリができてからも、予約制でないのが気楽で、通い続けていた。
転院先は7年程前に隣駅前に開院した、精神保健指定医のメンクリで、家からチャリで15分、完全予約制。
転院の初診は大切だから、資料を作って行った。それが、このブログの1つ前の記事だ。それを受付で渡しておいた。それはとても効果的だった。というのは…

診察室に呼ばれ、「よろしくお願いします」と挨拶して座るなり、
「鬱とかいうけど、こりゃあ、双極性障害でしょ。いわゆる躁鬱ね。」と言われたからだ。
苦節9年、やっと、双極性障害との診断が正式に下された瞬間だった。
Ⅰ型の可能性すらあると言われたのでビックリ。

又、新主治医は、発達障害だから一生治らない説を否定。軽躁や躁の様子を、元主治医が、落ち着きのなさから発達障害と見誤った(又、鬱の時の独特のぼんやりを発達障害の不注意と誤った)のだろうとのこと。
発達障害ではないだろうとのこと。

私が、前主治医から「治らない」と言われてショックだったことを、新主治医に話すと、
「双極性障害だからといって、薬を飲んだ状態なら寛解するというのではなく、波は残る」と釘をさされた。波の上下幅が小さく穏やかになることを目指して治療してくれるそうだ。

薬は、気分安定薬を中心に据えることはもちろんのこと、抗鬱剤は、例えマイルドな物でも、病気の治療の為には用いず、もし鬱でどうしようもなくなった時の対症療法として用いる可能性がある程度という方針を説明してくれた。
抗鬱剤は散々イヤな目に遭ってこりごりの私にはピッタリだ。

というのは、最初の3年の抗鬱剤てんこ盛りは論外として、この6年間ずっと飲んでいたデジレルは、抗鬱効果はマイルドな薬という評判もあり、自分としても、飲んでいて違和感がなかった。それが、とんでもなく合わない薬だと気づいたのは先月(4月)だった。
そのちょっと前、2月に鬱が悪くなったので3錠だったのが5錠に増やされたのだが、2カ月近く経って3月末になっても一向に好転しないので効果に少し疑念を抱いてはいた。
ところで薬の飲み忘れは滅多にしないのだが、2月に眠前のデジレル3錠を飲み忘れ、慌てて翌朝飲んだが、激しく眠くなって爆睡し、その日1日がつぶれてしまうという出来事があった。
この眠前3錠のデジレル、4月(転院決意後)に、また飲み忘れてしまったのだが、寝てしまうのを恐れて今度は飲まなかった。自己判断OKの約束があったので、飲み忘れのままそのまま日中飲むのをやめ、眠前の2錠のみに一気に減量した。
数日後のある日、鬱のひどさに、何か頓服はないかと薬箱をあさり、余っているデジレルが目についたので、1錠飲んでみた。そしたら、気分の悪いのなんのって。体中が震えるような強張るような、居たたまれないような、これ以上生きていたくないような。
「うわ…、デジレルって、私に合ってなかったんだ」とびっくりした。
それで、残りも漸減し、ついにデジレルをやめた。
一応言っておくが、医師に処方された薬を自己判断で無断でやめるのは禁忌である。
しかし私の場合は、言わば主治医不在の状態だったから仕方ない。又、以前に主治医の指導の元、抗鬱剤を徐々に断薬した経験があり、予想される断薬症状(クラクラする)は分かっていたので落ち着いて断薬できた。
こうしてデパケン1本にしぼって(ただし、他に抗不安薬・眠剤・頓服は使用)転院した。
この辺のことは新主治医に説明してちっとも変に思われなかった。 

新主治医はとても話しやすく打ちとけやすい先生で、又、初診枠は40分とってあるので、薬のことなどとても丁寧に説明してくれた。「薬の選択肢は、これとこれがあって、」と説明しながら私の反応を見て下さり、私の納得する投薬に決めて下さった。私の納得というのは、患者の言いなりという意味ではない。もしかすると逆に、初めから投薬内容を決めた上で、私の納得を待っただけだと思う。(投薬内容は後日upしますが、基本デパケン。)

ちなみに再診も10分という充分な枠になっている。待合室が空いている様子からは、実際に10分に1人しか予約を入れていないと考えられる。

今後の人生に大きな希望を抱けた日となった。

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